



- たんちょう餅米は、福井県内で幻といわれている貴重で最良の餅米です。 しっかりとした粘りと伸び、なめらかさと柔かさを合わせ持つ最高級の餅米で、他のもち米とは違い、重みもあります。 その為、搗きたてのお餅は、横にも縦にもぐんと伸びますが、切れません。また鏡餅にしてもひび割れにくい性質を持っているのも特徴です。
- たんちょう餅米は晩生のもち米で、ゆっくり育ち、10月中旬にならないと刈り取れないため、それを嫌がる生産者が多く、 年々たんちょう餅米の生産者が減少しています。その為、稀少価値があり、あっという間に無くなってしまうのが通例です。
- 無農薬にこだわり、農薬や化学肥料、除草剤などを一切使用せずに生産された、福井県認証の無農薬たんちょう餅米です。安心してお召し上がりください。 生産者の手間隙と自然の恩恵を受けて育った餅米は、味も格別です。



醤油粕をはじめ、米糠、オーガニック、ハーモニーセル、くず大豆などの 有機質肥料を使用しています。 醤油粕は板状になっているものを、粉上にして乾燥させてから散布しています。

- 稲刈り後に土を切り取り、断面を見て、又計測器を使用して、今、土がどれくらい栄養分が残っているか、不足しているかの分析を行います。 丈夫な茎、葉等の体造りにはより多くのアミノ酸が必要です。液状のアミノ酸として、発酵魚汁、味噌等が考えられますが、醤油は、大豆、小麦、麹、天然塩で発酵させたもので非常に多くのアミノ酸を含んでおり、絞った粕にも原料の半分は残っています。この豊富なアミノ酸と塩分(ナトリウム)が立派な稲、良食味にしてくれます。

ハウスの中に簡易水槽(プール)を作り、その中で温度管理に注意しながら田に近い環境で苗を育てています。苗同士が密集していないので、風通しがよくカビなどの防止にもなり、又、病気にもかかりにくいです。

- 苗は普通栽培の約3倍の間隔で植えています。 約27cm間隔で1株あたり2~3本ずつ植えていきます。1株も普通栽培は5~6本に比べて、2~3本ずつしか植えないので、田植え時は、大変さみしい、すかすかの田んぼに見えますが、後の育成に驚くほど違いがでてきます。 又、間隔を広く開けることにことにより、病害虫対策にもなります。

- 県内最大の河川、九頭竜川の清らかな水を使用しています。 又、土の1m下は砂利になっているため、朝入れた水が、夕方にはなくなっている状況で、冷たくてきれいな水が絶えず田んぼに入っている状態になります。 それが美味しいお米になる1つの要因でもあります。 そして、毎日の水の管理にも徹底して気を配っています。

- 食味向上の為、西岡さんが自ら粉砕した醤油カスを施しています。 醤油カスには塩分があり、塩分のナトリウムは食物に甘味をつけるのに有効です。ですから、ほんのりあまくて美味しいお米ができるんですね。 又、通常この醤油粕は使い道がなく殆ど焼却されているのが現状です。これを肥料として再利用することは、資源の再利用とCO2:削減にもつながります。


- 昔から農薬や化学肥料に対して拒否感を抱いておりました。昭和30年くらいに除草剤、殺虫剤が出回り始め、
そこから食の文化は徐々に崩れてきているように思います。
一概には言えませんが、アトピー性皮膚炎やアレルギー、すぐキレるなどといった人たちが
多くなってきたのはこの背景にあると考えています。
私は毎日玄米を食しており、残留農薬のことを考えると、やはり安心安全なものが一番だと
思います。
その為には、原点に返って農薬・化学肥料を使用しない米作りをしていきたい
しなければならないと思っています。
- 私の考えは、「売る」というよりも「食べて頂いてどうか」ということにあります。
美味しかったと言ってもらえることが何よりの支えになります。
食べて頂く人の身になり、現状に満足せず、1年間の利益を振ってでも、
機械を入れたり、今年よりも来年の方が良くなるように、更に良くなるようにと、
勉強の毎日です。美味しく食べて頂くことが私のポリシーです。
そして、日本一の米職人になることを目標にこれからも努力し続けていきます。

左の緑色のシールは無農薬化学肥料で栽培されたという証で、認証を得られなければ取得できません。 県が認証した正真正銘の無農薬栽培米です。どうぞご安心してお召し上がりください。