ミルキークイーンとは?

 

ミルキークイーンとは?

 

農林水産省がスーパーライス計画の一環でコシヒカリを更に改良して生まれた低アミロース米。

 

ミルキークイーンは、アミロースが少ないので粘りが強いという特性があり、食べるとモチモチした食感が味わえます。

 

スーパーライス計画とは?

 

スーパーライス計画とは、平成元年より始まって平成6年まで行われた計画です。

 

スーパーライス計画以前になかった病気に強く栽培しやすく美味しいお米など新しいお米の品種を作ろうと研究をかさね新しい品種を開発しました。

 

そのスーパーライス計画で開発された中の品種がミルキークイーンです。

 

農林登録番号は水稲農林332号です。

 

他の主な農林登録番号

 

コシヒカリ:農林100号

 

ひとめぼれ:農林313号

 

ヒノヒカリ:農林299号

 

キヌヒカリ:農林290号

 

ほしのゆめ:農林340号

 

ササニシキ:農林150号

 

ホウセンワセ:農林91号

 

フジミノリ:農林125号

 

 

※誕生までの経緯

 

全国で栽培されている美味しいお米の品種コシヒカリの受精卵にMNU(メチルニトロソウレア)という突然変異原処理を行って育成され誕生しました。

 

 

米の生産調整が開始され、お米の味が良くないと売れない時代になってきてコシヒカリの子供であるあきたこまちやひとめぼれやヒノヒカリなどコシヒカリ同等の美味しさをもつお米がありますが、それらを超えるものとして誕生したのがミルキークイーンです。

 

 

スーパーライス計画で誕生したミルキークイーンですが、低アミロースになることで食味で重要なご飯の粘りが向上して少なくとも粘りの部分では、コシヒカリを超えています。しかもお米の光沢も優れています。

 

 

ミルキクイーンの系統図

 

 

※穀物のアミロース量と食感について

 

一般的に、デンプンの中のアミロースが含まれている量が低いほどご飯にしたときの粘りが強くなります。

 

外国で食べられているインディカ米は高アミロース米なのでパサパサして箸と茶碗で食べる習慣の日本人には、不向きで日本人は、コシヒカリなど粘りのあるお米を好みます。

 

 

※ミルキークイーンはアミロースの量が少ない

 

お米のデンプンの分子には、アミロースとアミロペクチンがありアミロースの量が多いと硬くて美味しくないお米になります。

 

アミロースの量が少ないと柔らかくて日本人好みのモチモチした食感の美味しいお米になります。

 

ちなみにもち米には、アミロースが含まれておらずアミロペクチン100%で出来ています。
それであれだけモチモチになるのです。

 

 

※低アミロース米とは?

 

近年みなさまに好評が良いお米としてよく低アミロース米という言葉を聞く機会が増えてきていると思いますが、低アミロース米とは、先ほど説明したとおりお米のデンプンの分子のアミロースの含まれている量が15%以下のお米のことを言います。

 

コシヒカリのアミロース含有量は、約17%ほどだと言われております。

 

低アミロース米の特徴として冷めても硬くなりにくく粘りが強く炊き上がりの光沢があるというのが特徴です。

 

 

※炊飯の時の水加減

 

ミルキークイーンは、低アミロース米で普通のお米より柔らかいお米なのでその方の好みにもよりますが、(収穫後の日数や保存状態、炊飯器によって変わりますが)コシヒカリなどのお米の水加減より少し少なめにした方が美味しく炊けます。

 

これは、人それぞれの好みによることが多いので一概にいえませんが、コシヒカリの水加減より3~5%少なくすると良いということが言われております。

 

 

※ミルキークイーンという名前の由来

 

玄米が半透明なのでお米の表面が乳白色に見えること良質米の女王という意味を込めて名付けられました。

 

 

 

炊きたてのミルキークイーンの写真

 

 

 

※ミルキークイーンの特徴

 

 

ミルキークイーンの特徴として炊いたあとのご飯の輝きとモチモチした食感と甘みと柔らかさを感じ美味しく食べることができます。

 

そして冷めても硬くなりにくいお米なのでおにぎりやお弁当に最適なところです。

 

※ササニシキなどのあっさりしたお米が好きな方や料理でいうとパラパラ感が大事なチャーハンやカレーには、あまりおすすめできません。

 

ミルキークイーンは日本人好みのモチモチした食感が特徴なので外国の料理(インディカ米を使用する料理)細ながくパサパサしたタイ米などを使用する料理とは相性が良くないです。

 

 

また、玄米食や発芽玄米食にもミルキークイーンは、おすすめです。

 

 

玄米食は、初めて食べる方には、パサパサと感じる方がいらっしゃると思いますが、ミルキークイーンは、低アミロースなので粘りとモチモチ感があるので初めて玄米食をする方にも美味しく食べていただけると思います。

 

 

※ミルキークイーンの栽培に向いている環境

 

 

ミルキークイーンの栽培に適している地域は、南東北より南の地域が栽培に適しているといわれております。

 

 

※漫画美味しんぼにも登場

 

 

漫画「美味しんぼ」の第80巻山梨編にもミルキークイーンが登場しています。

 

 

ミルキークイーンは、日本人に好まれやすい食味を持つワンランク上のお米だと思います。

 

 

炊き上がりは、光沢があり、白くピカピカしていて、ほぐしているときからモチモチ感が伝わります。

 

 

おかずいらずのお米とはまさにこのお米!

 

 

お漬物とお味噌汁があれば十分なくらい美味しいお米です。

 

 

当店では、この「ミルキークイーン」が大変人気で、一度食べたら他のお米が食べられないという方が多くいらっしゃいます。

 

 

また、同じ品種でも作り手が違えば食味も変わります。

 

 

当店の契約農家さんは、皆、作り方や肥料にこだわりを持ち、常に努力を惜しみません。

 

 

その為、年々食味が向上しており、今日にいたっております。

 

 

モチモチと粘りのあるお米がお好みの方は、必ずやご満足頂けるものと思います。

 

 

当店のミルキークイーンをぜひお召し上がり下さいませ。

 

 

当店おすすめの無農薬・無化学肥料栽培ミルキークイーン